
ハンドセラピィとは?
指・手首・肘に特化した専門の
リハビリテーションのことです。
手に損傷や障害を受けた患者さんが、再び、生活で使える手「Useful hand」を取り戻すために行われる包括的治療のことを指します。手外科専門医の指導の下に、専門的知識に基づく高度な技術習得を積んだハンドセラピストが対応します。
当院では2020年度より、ハンドセラピィ専門のリハビリテーション室(ハンドセラピィ室)を設立し、ハンドセラピィ専門の作業療法士(ハンドセラピスト)2名を配属しております。
ハンドセラピィ室がある施設は、全国的にも珍しいものです。
手外科専門医と密に連携を取りながら、より専門的な治療提供を目指しています。

当院で行うハンドセラピィの内容
運動療法
肘・手指・手は極めて繊細にできており、腱、神経、血管、骨などが密に存在しており、専門的な知識やリハビリテーションが必要になります。
当院では、専門的な知識を持ったハンドセラピストが、患者様ひとりひとりにあった効果的なリハビリテーションメニューを作成し、機能の回復や二次的合併症の予防に努めます。

物理療法
当院の物理療法では、超音波療法、温熱療法(ホットパックやバイブラ浴など)、低周波療法、ハンドインキュベーターを実施しています。

精密知覚検査
当院では、専門の知覚検査を実施しています。
精密知覚検査は、国から診療報酬として算定することを認められており、感覚に障害のある患者様にとって、重要な評価の一つとなります。
当院ではこの資格を保有しているセラピストが在籍しています。

神経伝導速度検査
神経へ皮膚の上から電気的刺激することにより、末梢神経を伝わる電気的活動の速度を測定します。当院では主に手根管症候群、肘部管症候群などの疾患鑑別に利用しています。

装具(スプリント)療法 ⇒装具療法こちらから
当院では、ハンドセラピィを円滑に進めるために装具(スプリント)療法を行なっております。
医師やセラピストが、患者様の状態に合わせてオーダーメイドで作成しております。
装具をつけることで、自宅でも簡単に、創部の保護や自主練習を行うことができます。
装具作製後の調整や修理も細かく対応しております。

当院では、ハンドセラピィを円滑に進めるために装具(splint)療法を行なっております。
医師やセラピストが、患者様の状態に合わせてオーダーメイドで作製しております。
装具をつけることで、自宅でも簡単に、創部の保護や自主練習を行うことができます。
装具作製後の調整や修理も細かく対応しております。